4月から6月ごろにかけて道路の端の方や空き地の草むらにオレンジ色の小さな花が咲いている時があります。
ケシ科の外来種で名前をナガミヒナゲシといいます。
可愛い花に見えますが、在来種より丈夫で繁殖力の強さから国の駆除対象となる
『特定外来生物』に指定されている厄介な花なのです。
なぜ厄介なのか?
1.繁殖力が強いから
6月ごろに種が出来るのですが、1個の実に約1600個の種が出来ます。
個の種は靴の裏やタイヤなどにくっ付いて移動し、次の季節に遠くで花を咲かせます。
それを繰り返してどんどんと増えていきます。
2.アレロパシー活性が強いから
アレロパシーとは『他感作用』とも呼ばれ、植物が放射する化学物質が影響して、他の生物に何らかの作用を及ぼすことです。
ナガミヒナゲシは、害虫や動物を寄せ付けないだけではなく、他の植物の生育を妨げる性質があります。
3.駆除する時に気を付けなければならない
花を抜くときに茎の部分から黄色い液体出てくるのですが、
その液体は弱い毒性がある液体なので、肌が弱い人は赤くかぶれてしまいます。
なので、素手で触ったりしないで必ずゴム手袋を着用しましょう。
駆除の仕方
種が出来る前に、根から引き抜き天日にさらして枯らす、またはビニール袋に入れて枯らすか腐らせるなどの処置をした後、可燃ごみの袋に入れてごみの収集日に出してください。
増やさない為には、種を地面に落とさない、もしくは種が付く前に駆除することが大切です。
まとめ
もし、ナガミヒナゲシが庭に咲いている場合は、他の植物に影響を及ぼす前に早く駆除することをお勧めします。
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