道端や高速道路端に、白っぽい猫のしっぽのように見える綿毛が付いた穂花を見た事がありませんか。
日がよく当たる刈り込まれた土地に咲き、風が吹くと白銀色の綿毛が一斉に揺れる姿はとても綺麗です。
チガヤとは
花期:5月~6月
英名:Cogongrass
花言葉:親しみやすい、みんなで一緒に
チガヤは古くから日本に生息し、古いものは『古事記』や『万葉集』にも名前が出てきます。
チガヤの特徴
- 多年草で群生する。
- 葉がイネのように真っすぐで、秋になるとほのかに赤色に染まる。
- 花穂にピンク色の花が咲き、白銀色の綿毛が付く。
- 花穂を噛むとほのかに甘い味がする。
- 根と花穂が薬になる。
チガヤの根を乾燥させると茅根(ボウコン)という生薬になります。
他にもチガヤは『世界最強の雑草』と言う称号もありその生命力はなかなか厄介だそうです。
チガヤの厄介なところ
- 地下茎がしっかりしていて繁殖して群生する。
- 種が綿毛と一緒に遠くまで飛ばされる。
- イネ科の植物でイネ科アレルギーを発症する恐れがある。
- 土地に根ずくと絶やすのが難しい。
チガヤの駆除の仕方
除草剤を使う
除草剤を使うことで根から枯らすことができます。
近くに植物を植えている場合は気を付くて下さい。
『除草剤を使いたくない』いう人は下記の方法がお勧めです。
毎年葉を刈り取って根を抜き取る
チガヤは根に強い繁殖力を持っています。
大変な作業ですが、地下茎と根を毎年抜き続ければそのうち繁殖能力が弱まります。
まとめ
5月ごろウォーキングコースによく生えていて『スギ花粉もヒノキ花粉も落ち着いてきたのに
花粉症みたいな症状がでるなぁ。』と思っていたらまさかこんなきれいな花が原因だなんて思ってもみ
ませんでした。
私と同じようにイネ科アレルギーがある方は気を付けて下さい。
駆除を考えているなら芽が出はじめる4月ごろから開花前までに駆除をすることをお勧めします。
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